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『Quiksilver Pro Gold Coast』R3突入!


PHOTO: © WSL/Cestari

オーストラリア・ゴールドコーストのスナッパーロックスを舞台としたCT開幕戦『Quiksilver Pro Gold Coast』&『Roxy Pro Gold Coast』は現地時間3月17日も進行!
メンズR2の残りヒート終了後、ウィメンズのR3、再びメンズに戻り、R3のH7まで進行。
前日同様に全21ヒートをこなすマラソンデイ。週末はサイズアップ傾向ながら19日の日曜日にはオンショアとなる東北東風に変わってしまい、来週中盤にかけても風が悪い予報なので、足早にスケジュールを消化させているようです。

時間帯によって風向きは不安定ながら、3-5ftレンジの基本的にスナッパーロックスらしいバレルとターンが楽しめる素晴らしいコンディションに恵まれたこの日。クロスゲームのヒートが多く、選手達は限界までチャージを繰り返してハイスコアが続出。パーフェクト10が二つも出た見応えある戦い。
世界最高峰のサーフィンレースの名にふさわしい一日でした。


PHOTO: © WSL/Cestari

R2では五十嵐カノア(USA) vs コナー・オレアリー(AUS・写真上)という国籍は違えど日本人の血が流れる両者が早くも開幕戦で初対決。
このカードが行われた時間帯は風の影響で難しいコンディション。クロスゲームで進行。中盤からカノアが僅かにリードした形でしたが、ラスト数分でコナーがバックハンドでターンを繰り返し、8.03をスコアして逆転。
コナーがR3進出を決めた一方、カノアはツアー2年目にして初のR2敗退。最下位の25位という結果に...。

R2ではコナーの他にもルーキーの活躍が目立ち、エゼキエル・ラウ(HAW)、元CT選手、ファビオの息子、イアン・ゴウベイア(BRA)がラウンドアップ。
イタロ・フェレイラ(BRA・写真最上部)がメンズでは2017年初となる10ポイントをバックサイドのノーグラブ540という信じられないようなエアリアルのメイクで手に入れ、ルーキーのレオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)をコンビネーションに追い込んで圧勝。

「ヒート序盤は凄い良い波が入っていたから、波に乗る毎にベストを尽くし、更に上のスコアを目指していたんだ。あの10ポイントは人生最高の一本。確実に大きな自信になったよ。ヒートで新しい試みをするのは楽しいし、それがCTの舞台でパーフェクト10に繋がったのは最高さ」

ビーチブレイクではなく、スナッパーロックスのようなポイントブレイクを舞台にほぼ1マニューバーで10ポイント。
これは異例のジャッジングであり、今後の選手のアプローチを変える可能性もありそうです。
ちなみにノーグラブ540の後、リフォームしてきたセクションでキックフリップのようなエアーからスイッチスタンスでのライディングまで披露していました。


PHOTO: © WSL/Sloane

H7まで進行したR3ではイタロの他、コロヘ・アンディーノ(USA)、エイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)、マット・ウィルキンソン(AUS)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ジョーディ・スミス(ZAF)とレッドジャージを着るトップシードが全て支配。
昨年、初のワールドタイトルを獲得したジョン・ジョン・フローレンス(HAW・写真上)はワイルドカードでオーウェン、タイラーの弟でもあるマイキー・ライト(AUS)との激しいバトルに最後はダブルバレルで決着をつけて辛くも勝利。

「今日のような波でマイキー・ライトは嫌な相手だよ。彼が波に乗った後、みんなの叫ぶ声が聞こえたんだ。彼がどれだけ凄いことをやったのか心配になったさ。自分が最後に逆転した波は小さくてマイキーも手を出さなかった。残り時間が僅かだったのは知っていたのに。あれが長くて凄く良い波だったのさ。全力を尽くしていくつかのバレルセクションをメイクした。とてもナーバスになったヒートだったけど、次に進めてストークしているよ」

昨年コーチを務めていたビード・ダービッジがコンテストに復活したため、今年は元CT選手で同じハワイアンのロス・ウィリアムスにコーチをバトンタッチ。MCの傍らではありますが、今のところ手腕を発揮しているようです。


PHOTO: © WSL/Sloane

デーン・レイノルズが去った「Quiksilver」において天才的でタレント性がある’枠’を受け継いだマイキー(写真上)
2年連続のワイルドカード出場で昨年はR1でエイドリアーノを倒し、今年はジョン・ジョンとの名勝負を披露。
R1で最初に乗った一本はリーフの目の前で割れるディープなバレルをメイクした後、姿を現してからパワフルなカービングでギャラリーの心をガッチリと掴んでいました。

「ジョン・ジョンは本当に素晴らしいサーファー。どんな時でも彼との対戦は厳しいよ。こんな良い波の時に彼と戦えたなんて最高さ。最初に良い波に乗れたけど、残念ながら2本目が足りなかった。これで今年はQSを沢山回ってクオリファイを目指す気になったね。もし、来年ツアーに入れなくても達成出来るまでチャレンジを続けるよ」

もし、マイキーがクオリファイを果たせば、オーウェン、タイラーの3人が揃うことになります。
マイキーのモチベーションの源はジョン・ジョンとの今回の対戦であると共に兄オーウェンの苦難を乗り越えての復活を目の前で見ていたからかもしれません。


PHOTO: © WSL/Sloane

この日の最終ヒートはジョーディとルーキーのジークことエゼキエル・ラウ(HAW)が対戦してジョーディ(写真上)が勝利。
しかし、ジークは長いバレルをメイクしてパーフェクト10。残念ながら敗退したものの、今後の活躍を十分に期待させるサーフィンでした。


「ジークは素晴らしいコンペティター。ツアーでも最強の選手さ。互いに波に乗り合い、接戦を演じた。明らかにあのヒートはワールドツアーにふさわしい勝負だったね。全力を出し切ったよ。他のヒートだったらジークが絶対に勝っていただろう。私達は今回のような勝負のために肉体的にも精神的にもトレーニングを重ねるんだ。もっと深く追求し、勢いを増して旋回したいね」

ジークとの激しいバトルの後にインタビューに答えたジョーディ。
逆転に成功した後は彼らしくストレートに嬉しさを表現していました。

メンズのヒートの合間に行われたウィメンズ『Roxy Pro Gold Coast』のR3は3人ヒートで、1位がQF、2位と3位が敗者復活戦のR4へ。
ワールドチャンピオン並びにディフェンディングチャンピオンのタイラー・ライト(AUS)を始め、カリッサ・ムーア(HAW)、ジョアン・ディファイ(FRA)、キーリー・アンドリュー(AUS)の4名がQF進出を決めていました。

ネクストコールは現地時間3月18日の7時30分(日本時間の同日6時30分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると東よりのウネリが強まり、南東〜南南東風が吹き込む予報。
冒頭でもお伝えした通り、今後の予報を考慮してもコンテストが続行される可能性が高いでしょう。

『Quiksilver Pro Gold Coast』R3から再開された場合、ファーストヒートはオーウェン vs ミックのカード。
ジュリアン vs コナー、ケリー vs フレデリコなど注目カードが続きます。

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